シンポジウム   第45回IGC-SSRI国際シンポジウム「マイクロアグレッションから学ぶ ―マイノリティの経験とマジョリティの姿勢への問いかけ」

2025-12-08

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本シンポジウムは、日常の言動に潜む差別として近年注目されるマイクロアグレッションを主題とし、その構造と影響を社会的・歴史的文脈から明らかにすることを目的とします。特に日本においては植民地主義の歴史によって生まれたマイノリティ性を担わされてきた民族的集団―在日コリアン、アイヌ民族、沖縄・琉球の人々―や、被差別部落の人々のように植民地主義とは異なる歴史的起源を持つ構造的差別にさらされてきた人々がいます。マイクロアグレッション研究の第一人者である臨床心理学者モニカ・ウィリアムズ教授による基調講演を受けて、日本社会の当事者や研究者がマイクロアグレッションの経験と知見を共有し、マイノリティへの支援およびマジョリティ側の支援者に期待することを共に考えます。
※言語:日本語・英語(同時通訳)
※開催は対面・オンライン(Zoom)となります。

―午前の部(9:30-12:30)―

趣旨説明 出口真紀子(上智大学)
開会の挨拶 下川雅嗣(上智大学)

【基調講演】
「マイクロアグレッション研究の現在 ― その影響をどう理解し、どう広げるか」
モニカ・ウィリアムズ(オタワ大学)

【講演】
「気付きから行動へ
― アジア系アメリカ人の経験するマイクロアグレッションと人種化のLiberating Arts視点からの考察」
アレン・キム(国際基督教大学)

質疑応答セッション

コメント 鈴木華子(立命館大学)

―午後の部(13:30-17:30)―

【講演】
「作られた無知が生む偏見と日常の差別 ― アイヌ民族の経験するマイクロアグレッション」
北原モコットゥナㇱ(北海道大学)

「在日コリアンが経験するマイクロアグレッション:植民地主義の歴史と実態調査から」
朴希沙(在日コリアンカウンセリング&コミュニティセンター)

「やまとんちゅ/本土特権」
金城初穂(ハワイ大学)

「"傷つき"を超えて考えるマイクロアグレッション ― 研修を通じて見えてきた課題」
朴利明(ヒューライツ大阪)

「協働によるマイクロアグレッション啓発の実践~パンフレット作成を通した気づきと学び~」
とよなか国際交流協会 マイクロアグレッション啓発パンフレットワーキングチーム

「被差別部落出身者が受けるマイクロアグレッションとマジョリティ側ができること」
上川多実(BURAKU HERITAGE)

パネルディスカッション「支援のかたちをともに考える―マイノリティが語る、マジョリティへの期待」
モデレーター:水木理恵(医療創生大学)

コメント モニカ・ウィリアムズ

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