2019年1月23日開催公開講演 (1/23/2019):グローバル化と裁判所

2019-01-07

グローバル化と裁判所

原田大樹 教授

(Professor Hiroki Harada)

京都大学法学, 大学院法学研究科

Time & Date: 10:30 - 11:40, January 23, 2019

Venue: H-107

グローバル化が進む世界の中で、司法の役割が重要となっています。たとえば、知的財産に関する問題や、移民法制に関する問題は、裁判所でどのように紛争解決を導けばよいのか、常にグローバル化の中での国内裁判所と国際裁判所との関係も含めて考えていく必要があります。国内の問題と国際的な問題は密接に関連しているからです。このようななか、グローバル化の中の裁判所の国際性を強化し、その国際的対応力を強めることが一層重要となっています。日本の最高裁判所も、グローバル化への対応の必要性と重要性を認識しており、民事司法の国際化、刑事司法の国際化、法整備支援の推進及び弁護士の国際化を図るための措置を様々な形で模索しています。本講演においては、グローバル化の進展するなかで、グローバルな紛争を解決する「司法」の役割を考えます。そして、日本の最高裁判所の在り方やグローバル化への対応の状況をみながら、広く世界におけるグローバル化した紛争のなかで国際社会と国内問題とのつながり、国際協力の在り方について様々な問題点があることを考えます。広く、国際関係、法学、政治学や公共政策を学ぶ人以外にも、これらの問題について考える人にとって重要な問題提起がなされます。ぜひ皆様にいらしていただければと思います。

Hiroki Harada - Open Lecture Poster.pdf (1 page) 2019-01-07 12-03-00.jpg

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