講演会:項目応答理論を用いたテスト分析 ~従来の素点方式テストとの違いは何なのか~(2月10日(水)15:15~17:00)
2016-01-20カテゴリ: ニュース
日本語教育研究センター主催講演会
【項目応答理論を用いたテスト分析 ~従来の素点方式テストとの違いは何なのか~】
講師:熊谷龍一氏
日時:2016年2月10日(水) 15:15-17:00 (15:00受付開始)
参加費:無料
場所:国際基督教大学
ダイアログハウス2F国際会議室
〒181-8585 東京都三鷹市大沢3-10-2
《概要》
TOEFLなどで項目応答理論(IRT)が用いられるようになって40年近くが経過してきた中,最近になり,我が国においても,IRTに基づい たテストの運用が多く見られるようになってきた。しかしながら,IRTとはそもそもどのようなものなのかについて,テスト利用者のみならず,関係研究者の 間でもその浸透度が高いとは言えない状況である。本講演では,古典的テスト理論(CTT)も含め,IRTの概要について説明し,IRTでできることは何な のか,従来のテスト得点との違いはどこにあるのかを解説する。また,講演者が学術目的で開発・公開を進めているIRT分析ソフトウェア 「EasyEstimation」シリーズを用いたIRTの基礎的分析法を紹介する。
《講師プロフィール》
熊谷龍一
東北大学大学院教育学研究科 准教授
新潟大学教育学部卒,新潟大学大学院教育学研究科修士課程,名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程単位取得退学。Ph.D.(心理学), 専門分野はテスト理論,教育測定学,心理測定学。学校法人河合塾(嘱託研究院),新潟大学全学教育機構(准教授)を経て2010年より現職。主著に「簡易 適応型テストの測定精度に関する研究」(『日本テスト学会』誌掲載),「統合的DIF検出方法の提案-"EasyDIF"の開発-」(『心理学研究』誌掲 載)などがある。項目応答理論(IRT: Item Response Theory)の分析のためのソフトウェアである「EasyEstimation」シリーズの開発,公開を行なっている。
お申し込み・お問い合わせは:
国際基督教大学
日本語教育研究センター
〒181-8585 東京都三鷹市大沢3-10-2
rcjle@icu.ac.jp