講演会:どうすれば読解授業がうまくいくのかー学術日本語を学ぶ留学生のピア・リーディング授業を対象にー
2017-05-23カテゴリ: ニュース
国際基督教大学 日本語教育研究センター主催連続講演会
「どうすれば読解授業がうまくいくのかー学術日本語を学ぶ留学生のピア・リーディング授業を対象にー」
《日程》
2017年6月28日(水)15:30~17:30 (受付15:15~)
場所:国際基督教大学 本館2F 260教室
東京都三鷹市大沢3-10-2
《概要》
本講演では、どうすれば協働学習の読解授業がうまくいくのか、アカデミックな文章を学習者がグループで読みあうピア・リーディングの授業を対象に、分析・検討を行います。分析・検討の観点として、①ピア・リーディングでどんな課題を設定するか、②ディスカッションのグループをどう分けるか、③ディスカッションの談話をどう指導するか、④学習者へのフィードバックをどう行うか、⑤学習者の意識はどのように変容するか、⑥教師は学習者をどう評価するか、の六つを紹介する予定です。
《講師プロフィール》
石黒 圭(ISHIGURO Kei)
国立国語研究所日本語教育研究領域 代表・教授
一橋大学大学院言語社会研究科 連携教授
早稲田大学大学院文学研究科修了、博士(文学)
一橋大学国際教育センターを経て、現職。
専門は、文章論・談話分析、読解・作文教育。
著書は、単著としては『よくわかる文章表現の技術(全5巻)』明治書院、『文章は接続詞で決まる』『「読む」技術』『日本語は「空気」が決める』『語彙力を鍛える』いずれも光文社、『日本語の文章理解過程における予測の型と機能』ひつじ書房など。編著としては、『留学生のための読解トレーニング』凡人社、『会話の授業を楽しくする コミュニケーションのためのクラス活動40』スリーエーネットワーク、『日本語教師のための実践・作文指導』くろしお出版など。