アジアンフォーラム 141th 「エジプト民主革命とナイルの民:イスラーム史から見るアラブの春」
2012-09-18141th
2012年9月18日 火曜日
14:00-15:00
東ヶ崎潔記念ダイアログハウス 中会議室 203, 204号室
吉村武典
早稲田大学イスラーム地域研究機構 次席研究員
エジプト民主革命とナイルの民:イスラーム史から見るアラブの春
チュニジアでの「ジャスミン革命」や、その後に連鎖的に中東の諸地域で発生したアラブ諸国の民主化運動は「アラブの春」とも呼ばれました。その中で、2011年のエジプト民主革命(1月25日革命)は、今年の6月30日にムスリム同胞団メンバーであったムハンマド・ムルシーが大統領に就任して新たな他局面を迎えつつも、その行き先は不透明なままです。
日本から見れば地理的にも、心理的にも遠い中東で発生した一連の民主革命の動きをどう理解して行けばいいのでしょうか。報告者が現地調査で訪れたエジプトでの記録を紹介するとともに、イスラーム史における政治と権力、統治者と民衆と行った視点から、「アラブの春」を再考してみたいと思います。
発表言語: 日本語