更新できることガイド in ICU Vol.3
2024-03-01カテゴリ: リソース
CGSにて発行しております「できることガイド」の2025年改訂版です。
2024年度の内容に加えて、ICUにおけるSOGI尊重についての現状、学生寮、実習科目などについて追記いたしました。
本ガイドについて
このガイドは、ICU(International Christian University: 国際基督教大学)において周縁化されている学生が、よりよい学びの環境を得るためのサポートを目的として作られました。編集・発行はCGS(Center for Gender Studies: ジェンダー研究センター)がおこなっています。 このガイドの前身には、2012年から発行をはじめた「LGBT学生生活ガイド in ICU:トランスジェンダー・GID編」、2016年から発行していた「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.1:できることガイド in ICU」、2023年発行の「性別や身体に違和のある人のためのガイド Vol.2:できることガイド in ICU」があります。「できることガイド」というタイトルは、ICU学部生の提案によるものです。
今回は、前回改訂の趣旨であった、 制度的な交渉が必要となる性や身体に違和を持つ学生のニーズへの焦点化は継続しつつも、ジェンダー・セクシュアリティについて広く相談ができる窓口など、必ずしもトランスジェンダーやノンバイナリーの人々のみに限定されないトピックについても記載していることから、副題を初版の 「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ」と冠することで、初版の「できることガイド」が意図していた「ジェンダー・セクシュアリティの観点からのキャンパスライフの検証」という側面も本ガイドの位置付けとして含めることとしました。
ガイドでは、これまでにICU内で実際に対応されてきた事例をもとに、制度面でのサポート情報を集約しています。ここに掲載されている情報は現状のICUが可能としてきた対応であり、一人ひとりの希望に沿ったものでは必ずしもないかもしれません。CGSでは学生の皆さんが過ごしやすい環境を作れるよう、働きかけを続けていき、ガイドの更新もおこなっていきます。学生のみなさんの声とともに、ICUでできることを、これからも増やしていきたく思っています。