ヒストリー・レッスンズ:日本におけるフェミニスト/クィア映画キュレーションの現在
2022-01-17カテゴリ: CGSのイベント , 講演会・公開レクチャー・ワークショップ
本イベントでは、フェミニスト/クィア映画論とフェミニスト/クィア映画キュレーションを現在日本で実践している専門家をお招きし、「ジェンダー」と「セクシュアリティ」の問題が「映画」とその「キュレーション」においてどのように交差してきたかについて考え、日本におけるフェミニスト/クィア映画キュレーションの "今"に光を当てる。
フェミニスト/クィア映画キュレーションとは何なのか。どのように政治的な実践なのか。映画キュレーションにおいてフェミニズムとクィアな問題意識はどう交差してきたのか。とりわけこの交差について考察を深めるため、歴史から他者化されてきたレズビアン女性の姿をアーカイブ資料の中に探し出し、「歴史」の再考を迫るバーバラ・ハマーの映像作品『History Lessons』(2000年)を日本語字幕付きで国内初上映し、それを通してフェミニズムの主体とされる「女」とは何なのか、フェミニスト/クィア映画キュレーションの限界と可能性について検討する。
日時
3月6日(日)13:00-17:45
場所
ズーム・ウェビナー
事前登録をお願いします。
https://icu.zoom.us/webinar/register/WN_WEqURYwqSuq70lpgzc6a2w
登壇者
秋田祥(ノーマルスクリーン)
井上絵美子(subversive records・近現代美術史研究者)
菅野優香(同志社大学)
中西香南子(subversive records・映画担当学芸員)
浜崎史菜(subversive records・フェミニズム/アート研究者)
スケジュール
13:00-13:10 開会挨拶(ヴューラー・シュテファン、国際基督教大学ジェンダー研究センター)
13:10-13:30 浜崎史菜「表象のアクティヴィズム:フェミニスト/クィア映画運動の概歴」
13:30-13:40 小休憩
13:40-14:10 中西香南子「上映の場から考えるフェミニスト/クィア映画キュレーションの実践と課題」
14:10-14:40 秋田祥「半地下のパラダイス:存在を確認する光の集いを緩やかに組み立てる」
14:40-14:50 小休憩
14:50-15:05 井上絵美子「バーバラ・ハマーasポルノ・ドクター:『History Lessons』の紹介」
15:05-16:15 映画上映:バーバラ・ハマー『History Lessons』 (2000年、66分、日本語字幕: 西山敦子)
*映画上映は参加者各自、動画サイトVimeoにて、視聴していただく形になります。URLはイベント開催の三日前にメールでお送りします。パスワードは当日共有いたします。なお、著作権の都合により、日本国内からのみご視聴いただけます。
16:15-16:30 小休憩
16:30-17:00 菅野優香「レズビアン・スクリーン:バーバラー・ハマーによる実験映画史」
17:00-17:45 クロストーク&QA
言語
日本語
企画
ヴューラー・シュテファン(国際基督教大学ジェンダー研究センタ)、subversive records
主催
国際基督教大学ジェンダー研究センター
問い合わせ
cgs@icu.ac.jp