喪とクィア ―死の抽象化への反抗

2017-02-25

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ポスターPDF(A3, 0.6MB)

国際基督教大学 ジェンダー研究センター YoRAP (Young Research Action Project) 公開討論会
喪とクィア
死の抽象化への反抗

日時
2017年2月25日(土)
13:00~16:00(12:30 開場)
参加無料、予約不要

言語
日本語(同時通訳なし)

会場
国際基督教大学 第一教育研究棟(ERB-1) 2階 247号室

登壇者
堀江有里
国際基督教大学、立命館大学ほか非常勤講師/信仰とセクシュアリティを考えるキリスト者の会(ECQA)代表/日本基督教団牧師

清水晶子
東京大学大学院総合文化研究科

司会・コーディネーター
井芹真紀子
CGS研究所助手/東京大学大学院博士後期課程


ディスカッションではテクストをベースとした議論を行います。事前に指定テクストを読んでご参加ください。
指定テクスト
Crimp, D. (1989) 'Mourning and Militancy', October, Vol.51, pp.3-18.

80年代エイズ・アクティヴィズムをその主要な出発点にもつクィア・スタディーズにおいて、生の喪失という主題は重要な位置を占め続けてきた。不可視化への抵抗や、暴力的に引かれる境界線を挑発的に侵犯してみせるクィアな態度は、エイズ危機における生の喪失とその社会的黙殺という経験に裏打ちされたものであったことを、わたしたちはいま一度、思い出さなくてはいけないだろう。今日の「多様性」の称揚の下で進む「LGBTの可視化」や「クィアな自由」への志向の限界点として立ちあらわれる、特定の〈生〉の不可視化や、特定の〈死〉の収奪といった問題に、クィア・スタディーズはどう向き合うべきなのか。

報告者として堀江有里さん、清水晶子さんをお招きし、「生の喪失」をテーマにクィア・スタディーズが現在直面する課題を検討します。皆様のご参加をお待ちしております。


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