書籍刊行記念イベント 「他者とともにいるアートの可能性ーーミヤギ・フトシとその作品世界」 Art as a Way of Being With Others: The Oeuvre of Miyagi Futoshi
2023-01-11カテゴリ: 講演会・公開レクチャー・ワークショップ
2月18日にアーティストのミヤギ・フトシさんと研究者のみなさんをお迎えし、書籍刊行記念イベントを行います。是非ご参加くださいませ。
タイトル:
書籍刊行記念イベント
「他者とともにいるアートの可能性ーーミヤギ・フトシとその作品世界」
Art as a Way of Being With Others: The Oeuvre of Miyagi Futoshi
日時:2023年2月18日(土)
概要:
米軍基地のフェンスなど、様々な境界線が社会を分断する沖縄において、その境界線を介した親密な関係の可能性を探るプロジェクト『American Boyfriend』に代表されるように、アーティストのミヤギフトシは、デビューした2006年から、ジェンダー、セクシュアリティ、そして出身地・沖縄の問題を交差させ、独自の角度から問い直す作品を数多く発表してきた。2017年から小説も執筆し、文学作品においても境界線というテーマを追求し続けてきた。境界線とは対峙の場?それとも触れ合いの場?取り壊されるべきもの?それとも守ってくれるもの?その向こうにいる他者とどのように関係が築けるのか。本イベントでは、書籍『ミヤギフトシ 物語を紡ぐ』(2023年2月、水声社)の刊行を記念し、ミヤギフトシの作品がわたしたちに突きつけるこれらの問いから出発し、現代日本のアートを代表するミヤギフトシの創作活動を振り返りつつ、ジェンダー、セクシュアリティや沖縄の問題の交差について考える。
スケジュール:
13:00〜13:10 開会挨拶 ヴューラー・シュテファン(国際基督教大学、武蔵大学)
13:10〜13:30 「ミヤギフトシの連想的作品世界」
浅沼敬子(北海道大学)
13:35〜13:55 「『幾夜』(2021年)におけるクィア・ユートピアニズム」
ヴューラー・シュテファン(国際基督教大学、武蔵大学)
14:00〜14:20 「問われ語りの回路―ミヤギフトシ『ディスタント』をめぐって」
岩川ありさ(早稲田大学)
14:25〜14:45 「半−言語的な語り」
星野太(東京大学)
14:45〜15:00 休憩
15:00〜15:30 ミヤギフトシ「花の名前」(2015年、20分)
※ 映像上映は参加者各自、動画サイトVimeoにて
視聴していただく形になります。URLとパスワードは、イベント当日、共有いたします。
15:30〜16:30 作品集刊行記念対談
ミヤギ・フトシ&浅沼敬子
16:30〜16:45 休憩
16:45〜17:15 Q&A
言語:日本語
会場:Zoom Webinar
登録はこちら。
https://icu.zoom.us/webinar/
企画:
ヴューラー・シュテファン
武蔵大学助教、国際基督教大学ジェンダー研究センター研究員