【シンポジウム】いま立つ場所で悼むこと、抗うこと:沖縄の米軍基地問題とジェンダー、セクシュアリティ

2018-08-27

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基地問題は、性暴力を含む軍事暴力の問題でもある。
暴力によって奪われた、女性をはじめ多くの人々のいのちを追悼することと、暴力に声をあげて抗議すること。
この二つは、軍隊の男性中心主義に抗う運動として、どのようにつながり、他方でどのようなジレンマを生み出してきたのか。
このイベントでは、沖縄のみならず「本土」でも行われてきた追悼・抗議を取り上げ、誰にとってもひとごとではない沖縄米軍基地・軍隊の問題を、ジェンダー・セクシュアリティの視点から考え、行動していくことをめざす。

登壇者(敬称略)

高里鈴代(「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」代表)
秋林こずえ(同志社大学大学院博士後期課程教授)
黙ってら連(いちむらみさこ、京極紀子、そら)

コーディネータ
羽生有希(CGS研究所助手/東京大学大学院博士後期課程)

日時
2018年9月30日(日)、13時~17時(開場は12時30分から)、途中休憩あり

場所
国際基督教大学ダイアログハウス2階 国際会議室

使用言語
日本語(通訳なし)
参加費無料、予約不要

登壇者プロフィール詳細(敬称略)

高里鈴代:
1995年の米兵による少女暴行事件を契機に結成された「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表。また、「強姦救援センター・沖縄(REICO)」代表。「軍事主義を許さない国際女性国際女性ネットワーク」沖縄代表。辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議共同代表、元那覇市議会議員。著書に『沖縄の女たち―基地・軍隊と女性の人権』(明石書店、1996年)、共著に「沖縄・社会を拓く女たち」(沖縄タイムス社2014年)、富坂キリスト教センター編『沖縄にみる性暴力と軍事主義』(御茶の水書房、2017年)など。
秋林こずえ:
専門はジェンダー研究、平和教育研究。特に「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」に関する研究、ジェンダーの視点からの脱軍事化に関する研究を行っている。婦人国際平和自由連盟(WILPF)国際会長。
共著に田中かず子編『アジアから視るジェンダー』(風行社、2008年)、富坂キリスト教センター編『沖縄にみる性暴力と軍事主義』(御茶の水書房、2017年)など。
黙ってら連:
沖縄県うるま市で2016年4月に発生した元海兵隊兵士による強姦殺人事件に対して、被害者の追悼と米軍基地撤退を求め、新宿で沈黙のスタンディングアピールを行ったグループ。スタンディングメンバーのポートレートとメッセージ、また「基地・軍隊を許さない行動する女たち」がまとめた「米兵による戦後沖縄の女性に対する犯罪」などを元にした年表も貼付したZineを制作。

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