アジアンフォーラム 165th 「国家と文化への帰属意識の航行----日本・ドイツ・アメリカの狭間に生きた一族の150年----」
2016-05-23カテゴリ: アジアンフォーラム(2013-2017) , アジアンフォーラム(2016)
165th
2016年5月23日月曜日
14:00-15:00
本館352
Leslie Helm (レスリ・ヘルム)
Seattle Business magazine, Editor
How my family navigated national and cultural identity across 150 years in Japan.
(国家と文化への帰属意識の航行----日本・ドイツ・アメリカの狭間に生きた一族の150年----)
Two German great grandfathers moved to Japan and married Japanese women between 1869-1870. Their mixed race children, not accepted as either Japanese or German, took different nationalities as they sought to build new identities for themselves. They did so, in part, by hiding their Japanese past.
かつて曾祖父にあたるふたりのドイツ人が来日し、それぞれが1869から1870年にかけて日本人女性と結婚した。民族が混淆した彼らの子供達は、日本人にもドイツ人にも受け入れられず、自分たち自身の新しいアイデンティティーの構築を模索して、それぞれ異なった国籍を選んだ。その選択において、ある意味で日本人としての過去を隠さなければならなかった。講演では150年にわたって日本・ドイツ・アメリカの狭間に生きた一族の足跡を辿り、彼らがどのように国家や文化へのアイデンティティーの舵取りをしてきたかを考察する。
講演は英語で行われます。