終了しましたICUアジア文化研究所主催ワークショップ「中国周辺地域の社会統合と文化摩擦」

2020-10-13

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近年、香港や台湾を初めとする中国周辺地域が大きく揺れている。とくに昨年の香港デモと今年6月30日の国家安全法の施行をきっかけに、中国政府の強圧的な手法に対する批判が広がり、米中間で激しい非難の応酬が続いている。このワークショップは激変する社会情勢を踏まえながら、改めて「中国社会の統合とは何なのか」という問いを立て、歴史学、人類学を中心に文化面に視点を置きながら事態を冷静に見つめてみたいと考えています。また中国国内でやはり圧力を受けている宗教、民族問題にもスポットをあて、キリスト教と中国ムスリム(回族)について取り上げます。さらに中国の周辺地域は植民地経験を経ており、常に中国式の統合が行われた訳ではありません。日本統治時代の台湾においてどのような社会統合がめざされていたのか、「相撲」というユニークな事例をもとに考えたいと思います。

太田出(京都大学)「清朝期のユーラシア世界と宗教的統合――18世紀、乾隆帝の十全武功と関羽の「顕聖」」

胎中千鶴(目白大学)「日本統治時代の台湾における相撲をめぐる考察」(仮)
村上志保(明治学院大学キリスト教研究所)「中華人民共和国成立後のプロテスタントにおける中国社会・文化との接合と政治-『三自』から『中国化』まで」
澤井充生(東京都立大学)「社会主義の洗礼を受けたムスリムーー現代中国の社会統合と宗教界」
小栗宏太(東京外国語大学大学院、ICUアジア文化研究所)「現代香港の大衆文化にみる社会統合と摩擦、抵抗」(仮)

日時:2020年11月28日(土) 13:00~18:00
場所:オンライン開催(Zoom Webinar、要事前登録)
登録用URL:https://icu.zoom.us/webinar/register/WN_FCoPjk5BT7m_Qjl60YqQWQ

[ポスター]

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