アジアンフォーラム 128th 「<道義の帝国>論の射程ー解放後・戦後における「道義」言説と李退渓ー」

2010-10-22

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128th
2010
1022 金曜日
12:50-13:40
東ヶ崎潔記念ダイアログハウス 中会議室 203,204号室

姜海守(かん・へす)
韓国啓明大学国際学研究所 専任研究員

「<道義の帝国>論の射程ー解放後・戦後における「道義」言説と李退渓ー」
(The Empire of the Morality-Righteousness(道義): Yi T'oegye(李退渓) and
the Discourse of the Morality-Righteousness in Postwar Korea and Japan)

功利主義的西欧帝国主義に対し帝国日本の肯定的自己像として、特に日中戦争、太平洋戦争期に爆発的に語られた「道義」言説は、解放後・戦後には各々国民的アイデンティティを形成するための機制として再び召喚されるようになる。本講演では、1944年に阿部吉雄が日韓「融和」の表象として論じた「半島における道義哲学の創唱者」としての李退渓像が、朴正熙政権下における朴鐘鴻や阿部らの李退渓顕彰事業により、日韓にまたがる権力と知との癒着関係の形成、知的権力の再生産・獲得のために復活する過程を示したい。

食事可

発表言語: 日本語

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