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「第13回小出記念日本語教育研究会」

-- 開催のお知らせとプログラム案内 --

2004.4.10

 第13回小出記念日本語教育研究は、1995年の第4回研究会以来9年ぶりに姫路獨協大学での開催となりました。今夏は3会場に分かれて9件の研究発表がある他に、「日本語教師が直面する多様な「溝」を乗り越える」と題したシンポジウムを企画しております。
 このシンポジウムでは、日本語教師がどのような状況において何が原因でどのような「溝」を感じているかというアンケートの結果紹介、組織心理学の視点から教師の人間関係や活力ある集団の形成を研究している専門家からの提言、兵庫県国際交流協会や文化庁の報告などを盛り込み、日本語教師が直面する多様な「溝」を乗り越えるためにはどうすれば良いかを議論します。シンポジウム後には講演者と参加者が小人数で話しあえる場も設けておりますので、皆様のご参加をお待ちしています。


第13回小出記念日本語教育研究会 研究委員
浅田まり 小澤伊久美 菊竹恭子 安田芳子


研究会プログラム

 日時:2004年7月3日(土曜日) 午後1時より

 場所:姫路獨協大学 (〒670-8524 兵庫県姫路市上大野7丁目2番1号)

 予定: 13:00 開会  総合司会 西原鈴子、挨拶 山田幸宏

     13:20-14:50 シンポジウム「日本語教師が直面する多様な『溝』を乗り越える」
       瀬古悦世 氏兵庫県国際交流協会日本語教育指導員)
       野山広 氏文化庁文化部国語課日本語教育調査官)
       淵上克義 氏岡山大学大学院教授 教育学研究科教育組織マネジメント専攻)
       (司会:小澤伊久美)

     14:50-15:20 お茶の会 挨拶 茅野友子

     15:20-17:15 分科会--以下の4会場同時進行で実施

I. シンポジウム分科会(上野田鶴子、シンポジウム講演者、他)15:20〜

II. 研究発表 第1会場(司会:今田滋子)
  15:20−15:55 コトとノの選択 ―物語の語り手の視点から―
              三角友子(国際基督教大学大学院)
  16:00−16:35 「〜ないうちに」と「〜前に」使い分け実態調査と報告
               小西知代(南山大学留学生別科)
  16:40−17:15 聞き手に対する「〜てあげる」の使用が適切となり得る
          状況について
               小野勝(姫路YMCA日本語学校)

III. 研究発表 第2会場(司会:中村妙子)
  15:20−15:55 韓国人ろう者の日本語学習のニーズに関する考察
              若月祥子(韓国外国語大学校日本語科)
  16:00−16:35 多言語多文化共生をめざす日本語教育における
          非母語話者教師の役割
               古市由美子(お茶の水女子大学大学院)
  16:40−17:15 中国人学習者の日本語作文のむすびにおける特徴について
               吉田美登利(学習院大学大学院)

IV. 研究発表 第3会場(司会:西原鈴子)
  15:20−15:55 日本語での研究発表活動に組み込んだ「内省的活動」の可能性
         ―大学の研究留学生を対象にした日本語(話す・聞くこと)
          の授業実践から―
              金孝卿(お茶の水女子大学大学院)
  16:00−16:35 留学生と日本人学生の文章に見られる文体混在パタンの違い
               中尾桂子(神戸大学)
               松田真希子(長岡技術科学大学留学生センター)
               吉田晃高(北陸大学留学生別科)
  16:40−17:15 「ヘルンさん言葉」と小泉セツのフォリナー・トークについて
              金沢朱美(目白大学)

     17:30 閉会

研究会のあらましについてはこちらをご覧下さい