黒澤公人のCALIS の歴史
図書館システム激動の時代に CALIS は何を残したか。
また、何を未来に繋ごうとしているのか。
CALIS は、異色の図書館システムである。
なぜ、CALIS は、誕生したのか。
また、CALIS は、何を、モデルに作成されたのか。
それは、開発者たちの証言を待たなければならない。
しかし、外からみて、何が、見えてくるのかは、書くことはできよう。
(1) CALIS の略史
丸善の書店蔵書管理システムとして開発
なぜ、MUMPS 言語を選んだのか
なぜ、DEC を選んだのか
当時、図書館システムは、データ量の規模から、大型コンピューター需要の大きな要素であった
そのため、日本のコンピュータ業界は、大型コンピュータを売るための、手段として、図書館システムの
開発にあたった。
しかし、データ構造の複雑さ、索引の多様性によって、苦戦を強いられた。
そんな中、CALIS はコンピュータメーカーと無縁 しかも、外国のコンピュータメーカーのコンピュータを
使うということで、異端児的に登場した。
1980年代 傑作、名作 図書館システムは、なんでであったか?
その中で、CALISはどう意味付けできるのか?
OCLC、UTLASのデータを使う。
LC MARC, JP MARC
CD-ROM,磁気テープ
1990年代 の傑作 名作 図書館システム
NACSIS(NII)の本格稼動
ネットワークによる連動
日本のおける書誌ユーティリティの誕生
同時に、日本における海外の書誌ユーティリティーの利用の消滅
学情ネットからインターネットへ
Telnet OPACから Web-Opac
(多くの大学図書館が、Telnet
Opac を経験しないで過ぎた。)
2000年代の 傑作 名作 図書館システム
世界中のデータを見ることができる時代へ
Nii とは、データ交換できるが、世界の図書館とは、データ交換する方法がない。
インターネット上で利用できる日本語書誌ユーティリティがない。
多言語化への波
(2) CALIS の栄光と挫折
CALIS は、海外を見ていた UTLTAS,RLG,OCLC
CALIS は、UTLASの世界。JPの世界
書誌供給をどうするのか。洋書のデータの作成と取り込み。それなら、UTLASでJPデータの提供
日本語書誌ユーティリティーの立ち上げ UTLAS-JP
しかし、学情の登場
洋書 LCに準拠したシステムの整備
和書 JPに準拠したシステムの整備
(3) NACSIS NII が、日本の図書館システムのあり方を変えた。
すべてが、リセットされた。
LC,JP フォーマットの敗北。
なぜ、そのような現象は発生したのか。
学情よりの、新興勢力の登場。
LC、JP フォーマットを維持することと、学情フォーマットの混合とという大混乱
器用さが、あだになった。
様々な事例
図書館システムのために、いままで作成してきた目録データを廃棄して、
NACSIS フォーマットに変更するという大事業
(4) 多言語化の波
日本語システムよ多言語システムは共存できない。
日本語システムの消滅
US-MARC
多言語下での日本目録規則の消滅 と多言語目録規則の登場
(5) CALIS が伝承すべきこと
図書館員がシステムを構想し、構築する
しかし、図書館員の移動、外注業者の目まぐるしい交代
図書館システムの目まぐるしい交替
図書館のエッセンスすら、そこには残らない。
図書だけが、図書館の棚に、書庫の打ち捨てられている。
(6) 図書館システムが担わなければならないことは
日々、新たに発生している。
そして、今、発生していること
1995年 の出来事から
1996年 の出来事から
1997年 の出来事から
1998年 の出来事から
1999年 の出来事から
2000年 の出来事から
2001年 の出来事から
2002年 の出来事から
2003年 の出来事から
そして、これから起ること
(7) 大問題 【日本が日本語を確定しない、放置している現状での日本語検索の意味とは.】
日本が日本語を確定しない。 日本語とはどんな言語であるのか
ex.日本語に自由に読みをつけても構わないのか。 日本 をどう読む
ニホン、ニッポン、ジャパン、ヤマト、ワガクニ)
読みの関しては、かぎりなくたくさんの例がある。
カタカナ表記の揺れ ルネッサンスなのか、ルネサンスなのか これは同じなのか、違うのか
新漢字、旧漢字問題
当用漢字の問題
ローマ字の問題
コンピュータによる様々な影響
日本は、日本語をどのように考えているのか
日本語を崩壊させているのは、いったい、なんなのか。
(8) 言語に対する、日本人の大誤解
いったい、日本語とは、なんなのか。
言葉を、どのように確定するのか。
外来語を、漢字表記する そんなことが大事なことか?
英語をカタカナで表記する無謀さ
それよりも、日本語を、定義する必要がある。
(9) 日本語の再定義なしに、情報検索システムの構築はありえない。
逆説的だが、もっとも、日本語を理解しているのは、マイクロソフトの WORD
もっとも、日本語ローマ字を理解しているには LC の目録担当者なのかもしれない。
EX 東京をヘボン式(LC方式で)ローマ字かせよ 長音記号があるため、通常のパソコンでは
表記できません。T^oky^o
あえて表現すると
こんな感じでしょうか。
夏目漱石の名作 坊っちゃん をヘボン(LC方式で)ローマ字表記せよ。 Botchan
大体 坊っちゃん も 坊ちゃん と2種類あるし、日本語の大混乱
新撰組も新選組 の両方が存在するし
(10) CALIS が支えるべきもの、道を開くべきこと
与えられた空間に穴をあけ、未来を開く システムをもっているのは、 CALIS
だけだ。
CALIS は、誰も実現したことのないことを、実現することを約束している
しかし、誰も実現したことがないことのビジョンを CALIS
が描き出すことはできない。
それは、図書館員の夢の中にしかない。
しかし、図書館員が夢みることすれ、できない図書館員になってしまった。
それは、図書館教育の力がなくなったからなのか。
教育とは夢を与えることだったのに、日本から夢が消えた。
すべての組織、システムから夢が消えた。
そして、エントロピーが崩壊の海に取り込まれていく
CALIS が支えるべきこと。
道を開くべきこと。
最近の成果より。
(11) CALIS の成功と失敗
すべては、単純な心情からスタートしている。
MUMPS言語への過信
個々と図書館の要望に応えることは簡単にできる
プログラムの管理体制の不備
標準的なシステムを作ることができない。
インタープリター言語
結局、CALIS は、オープンソース言語だった。
誰が、CALIS プログラムを管理するのか。
プログラム完成と修正
現在のプログラムの動作を誰が保障するのか。
システムを構築するための仕様書、ロジック
なぜ、そのようなやり方になったのか。
その図書館の変化と調整
システムを変更する理由
どのようにシステムを変更するのか。
プログラム管理体制
バージョン アップできない
日本語分かち処理、よみ仮名辞書
最初の辞書、ロジックを脱することがない。
図書館システムとは、なんだったのか。
CALISは誰のものか
CALIS は存在するのか。
ただの概念なのか。
個々の図書館の智慧が、総合力にならない。
誰が、CALISを統括したのか。
他の図書館システムも、実は、たくさんのバージョンが存在している。
図書館システムの行方
(12) CALISはなにをなすべきか
世界の図書館システムの動向
世界の多言語化の動き
図書館システムは、どのように構築されるべきなのか。
NISO 準拠の図書館システムは 日本で構築されることはないのか?
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どのようなことが可能か。
世界の図書館が一つになる。
ISBN などの手がかりに世界の図書館がひとつになる。
そのとき、日本語ローマ字はどうなる。 世界では、国会図書館方式(訓令式)は採用していない。)
日本で、ヘボン式(長音記号表記を含む)データがない。
東京を ヘボン式表記できない。
でも、LCは、長音記号を含んで、表記しています。
日本語図書は、日本人のためだけにあるわけでない。
LC,OCLC,RLG の日本語データが、NII,NDL の登録データを追い抜く時は、すぐ、そこに来ています。
日本語の図書データがネットワーク上で交換される数 は、どのくらいか
日本の和書をネットワーク上の供給しているのは、国内では、早稲田大学ぐらいのものですね。.