黒澤公人の ドキュメンテーションシステムを考える

「一次情報ダイレクトアクセス」時代、「検索即閲覧」時代のドキュメンテーションシステムのあり方を考える。
電子図書館がすべてを変える。

本や雑誌を主体にした図書館は、サービスとして不完全であった。
1冊の図書は、一度に一人しか使えない。
それを融通しあう仲介も出来ず、ただただ、利用者の返却を待つばかりであった。
直ぐに使いたいという希望にも対応できず、ひたすらにおろおろするばかりであった。
予約をつけても必要な時に使える可能性もなく、徒に期待をするばかりであった。

そんなサービスの不完全を解決するのは、電子ジャーナル、電子ブックの登場だ。
紙の雑誌の利用の時には考えられないほど便利になり、ブックも、同時アクセスも
可能な時代になった。

電子図書館がすべてを変える。そんな時代が、どんどん近づきつつある。

(電子図書館サービスでも、いろいろな制限のあるものもある。海外の出版社の
 提供する電子ブックは、同時アクセスやダウンロードに制限のないものが多い。)
(2014/09/25)









自動化書庫は、図書館をどのように変えたか?

日本において2000年に登場した自動化書庫は、15年を経過した現在
全国、約60台程度運用している。
年間数件のペースで設置されている。
自動化書庫に関する情報は、なかなか聞こえてこないが、
なんとか、運用をしているようだ。
自動化書庫は、図書館の概念を変えたのか、それとも、変えなかったのか、
検証する時がそろそろ来てもいい時代になった。

自動化書庫は、図書館を変えた。まったく、違う次元に導いた。
大きな変化は、フリーロケーションという概念。図書館において、
図書の場所は、一点に決められていたが、フリーロケーションでは、
どこにあっても構わない。すると、図書の所在位置を確定する
請求番号(コールナンバー)の無い図書が管理できることは
画期的な出来事であった。











なんでも検索の時代になった。
Discovery,NDL サーチなど、なんでも自由に検索できる。
すると、雑誌のタイトルの有無が調べたいとき、DiscoveryやNDL サーチでは
さっぱりわからないという。
それなら、やっぱり、OPACか? OPACで、すべてが調べられるわけではないし。

いづれ、DiscoveryやNDLサーチも、雑誌毎に、整理して検索できる日も近いだろう。
なんでも、一つでやろうとするのが、問題なのかもしれない。

昔の目録カードやTelnet OPACでは、著者名、書名、件名など、最初から
入口がわけてあったが、最近は、Googleの影響で、なんでも一つで、全部という
感じになってしまった。
(2015/05/29)








ドキュメンテーションの時代になった。
ドキュメントとは、文書に表すこと。
そして、それを、如何に共有するかであった。
かつて、情報はすべて「紙」の上に書かれている必要があった。
それ以外に、情報を固定することができなかったからだ。
しかし、現代は、コンピュータ上に、情報を記録し、世界の果てまで、一瞬で転送し、
100万件のデータも、100億件のデータも、一瞬で、検索し、
世界中の誰とも、情報を共有できる時代になった。

ドキュメンテーションの時代になった。
情報を記録し、検索し、共有できる時代になった。











国会図書館 図書館向けデジタル化資料送信サービス利用統計 

2014年10月は、1万回を突破 名実共に、日本最大に電子図書館であり、日本最大の出版社である。

アマゾンでも販売開始。

Amazon、国立国会図書館が所蔵するパブリックドメイン古書のKindle版を配信開始



図書館向けデジタル化資料送信サービス利用統計



巨大な電子図書館 HathiTrust


多くのパートナー(現在 100大学に迫る勢い)を、巻き込んで、急速に拡大中。
世界最大の電子図書館の一つになっている。
おそらく、OCLCの最大のライバルの一つと考えていいだろう。

Hathi Trust Digital Library   560万冊以上の電子ブックを所蔵
Google Book Project の成果活用しながら、日々、拡大している。
参加大学図書館を次々と増やしながら、拡大中。
著作権問題も考慮して、デジタル化資料を全資料の全ページ読めるわけではないが
ページ内検索を可能にしているのと同時に、参加大学の所蔵とリンクして、デジタル上で読めない資料を、効率よく閲覧を可能にしている。
今後、参加大学図書館の増加に伴って、大学図書館の為の電子図書館に成長する可能性は非常に大きい。そして、このグループに参加するだけ で、数百万冊の電子書籍と触れ合うことが可能になる。今後の成長次第では、OCLCの機能を担うデジタルライブラリーになる可能性もある。






日本におけるモジとの戦い

第1問 正しい名前はどれだ!

 ウサマ・ビン・ラーデン
 オサマ・ビンラディン
  ウサマ・ビンラディン
 ウサマ・ビンラーディン
 
 クイズ
 朝日新聞記事を検索する時は、どの名前を使えばよいでしょうか?
 読売新聞記事を検索する時は、どの名前を使えばよいでしょうか?
 Google の場合は、どれを使えばいいでしょうか?

 第2問 インターネット上に登場する次の名前で、多い順に並べよ

(A) 草彅剛
(B) 草薙剛
(C) 草なぎ剛 


Googleの場合
Amazonの場合

「彅」 という漢字を、日 本人はどのように扱うべきか?
図書館システムでは、どうすればいい?

第3問 正しい書名はどれだ。

(1)新撰組

(2)新選組   

 第4問 正しい名前はどれだ
(1)マホメット
(2)ムハンマド


名前の変化
木戸孝允の場合
 
和田小五郎(桂家に養子入りするまで)、桂小五郎(8歳以降)、木戸貫冶(33歳)、木戸準一郎(33歳以降)、木戸孝允(36歳以降。)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%88%B8%E5%AD%9D%E5%85%81

名前の変化(結婚に伴い婿養子になる
 小川秀樹ー> 湯川秀樹
 

日本人の半数は名前が変化する。(多くの場合は結婚で)
芸能人、作家 は、芸名、ペンネームを使用している。

  



 特別企画

ICU の知られざる世界
  (黒澤公人のフォトブック 一瞬の風景)
  



夜行性なので、日中のんびり歩くことはないのだが、
のんびりしているアナグマに遭遇(2015年3月26日 ICU内にて)

           アナグマ              






    図書館エコ宣言はできないだろうか?
    コピーに紙を使わない。
   (現行、著作権等の問題を考えると、途方もなく、難しそうだが)


人類はいつまで、コピーマシンという原始的な機械を使い続けなければならないのか?
本は傷むし、トナーや紙を消費しつづけなければならない。
コピーマシンという複雑で、高価な機械を、高いお金を払って使い続けるのか?
安価で、故障知らずで、本にも優しい、そして、著作権管理の可能性も大きい
スキャナーを導入して、新たな著作権ビジネスを確立しよう。

著作権ビジネス(案)
  スキャナーを使用する時に、使用料金を取る。(たとえば、100円)
  スキャンする図書のISBNまたは表紙をまずスキャンする。

  利用者は、好きなだけスキャンする。

  スキャナーには、可動部分、消耗する部分はないので、その100円を著作権協会の収入とする。
  その上、何をスキャンしたのかわかるので、その図書の著作権者にお金を配分する。
  (ある程度溜まるまで、管理して、1万円分と溜まったら、著作権者に支払う。そのためには、
   全国の図書館から、複写機を撤去して、著作権協会の管理可能なスキャナーを導入する
   必要がある。図書館システムと連動するなら、図書番号を読むバーコードやICラベルと連動
   させると、著作権管理は簡単になるが、それなりのシステム初期投資が必要)
   
このビジネス案の問題点
   現在、全国に導入されている複写機ビジネスと競合することになる。既にビジネスと成り立っているので、複写機を駆逐するという のは、難しい。
   上記のようなシステムに変更すると、多くの場合そうであるように、市場規模が小さくなる。たぶん数分の1から10分の1に。利 用者にとっても負担が 小さくなり、また、著作権者にしても、収入が増える可能があるので、うれしいかもしれないが、いままで、延々と築いてきた複写機ビジ ネスは大打撃をうける ので、大問題となる。それは、交通免許の交付にあたり、昔は代書屋というビジネスがあったが、交通免許のコンピュータに伴い、代書屋 というビジネスが、ほ とんどなくなってしまったような例に似ていることになるかもしれない。
 このスキャンビジネスがもし、可能になれば、スキャンしたデータを一か所にあつめて管理すると、電子図書館が自然に構築され、 Googleを凌ぐ規模の 電子図書館を著作権管理団体が手にいれることもできるが、そのような壮大な夢は、日本では起こりえないだろう。任意にバラバラにやる より、システマチック に行う方が、うまくいくのは通例だから。



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Kindleは、既に2000万台を突破しているかもしれない。


Google Books (数百万冊)日本での販売は未定だが、海外では購入可
Amazon Kindle (100万冊)
Amazon で一番売れている物は、Kindle; 既に1000万台突破(2010年末) では、現在は2000万台を突破しているか?


デジタルスキャンロボット時代の著作権ビジネス
   著作権の最大の失敗は、著作権という命名にある。
   新たなビジネスするための複製権の在り方を考える
    複製権から、巨大な利益とビジネスを生み出す
    複写機にかかる限界費用を、スキャンロボットに変更するだけで、複写機の限界費用(複製にかかる費用 1ページ10円(見開きが 多いので、1ページ5円)の経費を、著作権ビジネスが根こそぎ、横取りして、新たな複製権ビジネスを生み出す。
   スキャンロボットには、複製のための限界費用は、ほとんど0円となる。
   ただし、初期投資は必要。

   デジタル時代の図書は、形も空間も持たない。
   瞬間コピーの時代
   尖閣諸島のビデオの瞬間コピーとその行方
    現在、ネットワーク上にどのくらいの尖閣諸島ビデオが存在するのか
   NetScape、FireFox,Chome、Operaに至るまで、秒速コピーが、市場を支配する。
   Kindleに図書が取り込まれる速度





自動化書庫導入のための基礎講座
  1. 自 動化書庫導入のための基礎データ
  2. 自動化書庫導入のためのチェックリスト
  3. 自動化書庫コンテナに図書を入れる場合
  4. 自動化書庫の故障時の対応について  利用者への広報、謝罪につい て

紙の書籍と電子書籍の共存

  保存のための電子書籍 個人のためのデータベース
  読まれた図書をどうする 保存と回収、リサイクル
  本の存在場所

  1. 紙による知性生産の限界について
  2. 紙による蓄積の限界について
  3. 限界費用(一つを生産するための最低限必要な費用)
  4. 保存費用
  5. 運搬費用
  6. 図書館建設の限界費用
  7. 図書館運営の限界費用
  8. 本当に電子図書館を必要としているのは、中国やアフリカの人々
  9. 電子書籍になると書籍ビジネス経済は、半分、3分の1、いや、それ以下の縮小する
  10. LPレコードがCDに勝てないのと同じ理由
  11. 読みにくさという問題より、経済問題(安いか高いか)
  12. 紙の書籍が、贅沢品となる日はもうすぐくる。それは、まるで、LPレコードコレクターのように。

  
Web2.0時代の図書館システム
 みんなが一つの図書館システムを使う時代に


CopyとScan


 300ページを数分でスキャンするスキャンロボット
 ランニングコスト0円 図書にやさしいスキャンロボット
 300ページ数分で印刷、製本する印刷機
 Scanロボットを利用した著作権管理ビジネス
    現代の複写代金(トナー代金、紙代金、手間代金をそのまま、著作権ビジネスにそのまま変換して超巨大著作権ビジネスにしてし まう方法。)
    スキャンロボットと図書館のコラボレーションによる新たな著作権ビジネスの提案
    スキャンロボットと図書館のコラボレーションによる新たな国家的電子図書館と著作権ビジネスの提案(莫大な利益を上げなが ら、電子図書館を構築し著作権ビジネスに莫大な収入をもたらす方法)


図書館システムの水準、標準化、システム継承方法
    システム水準 1-8 まで
    標準化
    システム継承化(機能とデータ)


電子書籍ビジネスのゆくえ
   限界費用が限りなく0円に近い電子書籍に紙書籍の対抗は不可能
   読みやすさの問題ではない 価格競争だ。しかし、電子書籍に勝つ方法はない。
   紙の図書が贅沢品と呼ばれる日(価格、保存方法、保管のための莫大な費用)
   保存のための電子書籍化

図書・雑誌全文情報時代の図書館システム
   全世界のデジタル化プロジェクトの動向
     1990年代以降の新刊図書、雑誌は、デジタル情報は存在する
     1940年代以前の図書のデジタル化進んでいる
     ここ数十年の図書のデジタル化 (ほぼ完了)
     おそらく、未完了は、日本のみ

   デジタルスキャン技術の動向
   雑誌記事全文データベースから予測する図書館の未来
   1検索1000万件ヒット時代の情報検索技術

1ヒット1000万件時代の情報検索技術
    何をトップに持ってくるのか
    どのように並べるのか
    地域、団体、組織(公共図書館、大学図書館)個人の趣味、興味、学問の領域
    大学図書館のための検索技術の提案





                図書館の夢


図書館の夢 それは、時間を乗り越えることである。
図書館の夢 それは、空間を乗り越えることである。
図書館の夢 それは、言語を乗り越えることである。
人類の活動の記録を一つに纏め上げること それが、図書館に託された夢である。
この夢を思うとき、世界中の図書、論文をすべて、目録カードに取ろうと格闘した多く;の先達たちの努力に思い至る。
明治、大正、昭和を蘇らせるのは、図書館の使命である。それは日本を蘇らせる力になる。


                  図書が贅沢品になる日


紙による図書が贅沢品と呼ばれる日
もうすぐ、紙で作られた図書が贅沢品とよばれる日は来る。
電子書籍の登場によって、価格の安い図書が登場することになった。
電子書籍は、価格勝負の話で、読みやすさとか、たぶん、二の次である。
 (今の本だって、人間にとって、読みやすいのかは不明である。人間が長らくこの形態に慣れているだけなのだ。)
読みたい本が安く買えれば、そこに流れてしまう
複製価格(限界費用の圧倒的な安さ、在庫管理の簡単さ、店舗、従業員の不要、輸送料の不要など)を考慮して、電子書籍がすべてにおい て優っている。
すべての図書は、電子書籍になる。










ユニークな研究紹介
    図書館の私語に関するホームページ
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Lounge/2958/index.html


ENIAC 誕生60周年--2人の科学者が作った怪物コンピュータ
http://japan.cnet.com/news/commentary/20096729/

マ イクロプロセッサーの進化を予測してきたムーアの法則
http://www.intel.com/jp/intel/museum/processor/index.htm