準教授 中川祐治


最近の研究活動

  1. 現実感のある三次元コンピュータグラフィックスの研究
    コンピュータグラフィックス(CG)で人工的に生成された画像は,写真や絵画と比 較してゆらぎが小さく不自然な画像に感じられる.そこでより現実感のある画像 を生成するために,CG画像を生成する段階で1/fゆらぎを付加することを試みて いる.

  2. コンピュータビジョンにおける物体の動きの検出
    人間の視覚系の構造に着目し,工学的に実現されていない物体の動きの検出を試 みている.具体的には,視覚の周辺視をモデル化し,コンピュータ上での実装を 行っている.

  3. 高エネルギー物理学におけるデータ解析ソフトウェアの開発
    ヨーロッパ素粒子研究所(CERN)で行われる大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の建 設が始まり,実験データの解析ソフトウェアの開発がオブジェクト指向に基づき 行われている.現在は測定器シミュレーションプログラム(GEANT)をオブジェク ト指向の手法で再構築する作業を行っている.

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研究論文

  1. Cosmo, G. et al.: GEANT4: an Object-Oriented toolkit for simulation in HEP, CERN/LHCC/95-70, 1-35 (1995).
    高エネルギー物理学実験で頻繁に利用される測定器シミュレーションプログラム GEANTをオブジェクト指向に基づいて再構築したGEANT4の最初のバージョンが 完成し,旧バージョンとの比較が行われ,良好であることが確認された.

  2. Uehara, S. et al.: Study of inclusive baryon-antibaryon pair production of p or Λ in two-photon processes, VENUS Collaboration, Z. Phys., C69, 597-606 (1996).
    TRISTAN加速器におけるVENUS測定器により,電子-陽電子衝突により生成され るバリオン-反バリオン対の測定を行った.

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著書・その他の出版物

  1. 中川祐治:1/fゆらぎでリアルなCG画像を,エレクトロニクス7,17 (1995).


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理学研究科報告1995目次へ