準教授 風間晴子


最近の研究活動

  1. 気孔の副細胞母細胞における赤色光により誘導される核の移動のメカニズムに関し, 微小管,マイクロフィラメント等の細胞骨格の役割を解析中.特に核の移動に伴って 見られる微小管形成中心(MTOC:Microtubule Organizing Centre)様構造についてオー ストラリア国立大学生物学研究所のBrian Gunning教授のグループと共同で検討中.

  2. 異常分裂面を持つ気孔において観察される退化現象に関して,特に,退化現象に伴う, 液胞,クロロプラスト,核などのオルガネラの消長について検討中.

  3. 赤色光により誘導される孔辺細胞の再分裂に伴う細胞骨格の挙動,特に,微小管の配 列における変化について解析中.

  4. 細胞間連絡における小胞体(Endoplasmic reticulum),原形質連絡(Plasmodesmata)及び細胞骨格の関わりについてオーストラリア国立大学生物学研究所のBrian Gunning教授のグループと共同研究中.

  5. キウリのlh突然変異体(フィトクローム欠損)の特性に関する細胞レベルでの解析.

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研究発表

  1. Kazama, H.: Nuclear migration during stomatal complex development., Gordon Research Conference on Plant & Fungal Cytoskeleton, Session on Organelle Movements in Development., Andovor, New Hampshire, USA., 25 July, 1995.
    核の移動に伴う細胞骨格の詳細な動静について報告すると共に,孔辺母細胞のS 期と想定される時期にチミジンのアナログであるブロモデオキシウリジンを孔辺 細胞にのみ特異的に取り込ませることにより,副細胞母細胞の核の移動が孔辺細 胞からの何らかのシグナルによって支配されていることを示した.

  2. Kazama, H.: A possible interrelationship between endoplasmic reticulum and cytoskeleton., Gordon Research Conference, Session on Cell Wall-Membrane Links to Cytoskeleton., Andovor, New Hampshire, USA., 27 July, 1995.
    細胞間連絡におけるEndoplasmic Reticulumと細胞骨格の関わりに関する新たな知 見を報告.間接蛍光抗体法による顕微鏡観察から隣接する細胞間に連続した微小 管構造の存在が強く示唆されることを報告した.

  3. 風間晴子:副細胞母細胞の核の移動時における微小管とアクチンフィラメントの動静, 日本植物学会第59回大会,金沢大学(金沢),1995年9月26日.
    副細胞母細胞の核は分裂に先立ち,孔辺細胞方向に移動する.核の移動距離が長 く,核の移動に伴い細胞骨格にも大きな変化が認められる孔辺細胞の茎頂側に隣 接する副細胞母細胞に着目.核の移動に伴う細胞骨格の詳細な動静について報告 した.

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研究助成金・受賞等

  1. 1995年度国際基督教大学国際学術交流基金

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講演・放送等

  1. Photo-controlled stomatogenesis in the hypocotyl epidermis of Cucumis sativus L. - An overview - Special Seminar, University of Sydney, Sydney, Australia, 1 September, 1995.

  2. 「植物生理学」東京大学講義,1995年10月-1996年3月.


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理学研究科報告1995目次へ