シンポジウム「過去の克服」と ジェンダー・セクシュアリティ研究

2017-10-03

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ポスターPDF(A3×2枚, 1MB)

「過去の克服」と ジェンダー・セクシュアリティ研究

植民地主義と奴隷制、戦争やファシズムにともなう人権侵害は過ぎ去った「過去」のものなのか――。現在につづく課題と再演される危機をジェンダーとセクシュアリティの視点から議論する場としたい。地域や時代ごとに異なる歴史トラウマや旧植民地における同時代的な動きとしての「植民地責任」を考察する。

日時
2017年11月12日(日)13:00〜17:00

場所
国際基督教大学 ダイアログハウス2F 国際会議室

スピーカー
永原陽子(京都大学)アフリカ史・比較植民地史     
岩本裕子(浦和大学)アメリカ黒人女性史・アメリカ映画批評
石井香江(同志社大学)歴史社会学・ドイツ近現代史・ジェンダー史

司会
李杏理(国際基督教大学ジェンダー研究センター研究所助手)


登壇者紹介
永原陽子

『新しいアフリカ史像を求めて―女性・ジェンダー・フェミニズム』(共編著、御茶の水書房、 2006年)
『「植民地責任」論―脱植民地化の比較史』(編著、青木書店、2009年)。
「植民地研究の現在:アフリカ史の場合」『歴史評論』752(2012年)
「『戦後日本』の『戦後責任』論を考える:植民地ジェノサイドをめぐる論争を手がかりに」『歴史学研究』921(2014年)
岩本裕子
学部卒業後9年目に二人の子どもを抱えて大学院進学。大学教壇でアメリカ史を講義して28年。歴史嫌いの学生に映画を使って講義するうちに映画関連著作も。
単著は以下の6冊。
『アメリカ黒人女性の歴史:20世紀初頭にみる「ウーマニスト」への軌跡』
『スクリーンで旅するアメリカ』
『スクリーンに見る黒人女性』
『スクリーンに投影されるアメリカ』
『語り継ぐ黒人女性』
『物語アメリカ黒人女性史(1619-2013):絶望から希望へ』

石井香江
主な著書に『ベルリンのモダンガール―1920年代を駆け抜けた女たち』(共著 三修社、2004年)、『電話交換手はなぜ「女の仕事」になったのか―技術とジェンダーの日独比較社会史』(単著 ミネルヴァ書房、2017年11月刊行予定)。
主な訳書に『「労働」の社会分析―時間・空間・ジェンダー』(共訳 法政大学出版局、2014年)、『戦場の性―独ソ戦下のドイツ兵と女性たち』(共訳 岩波書店、2015年)。


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